ニンジン栽培に関する機械
ニンジン 播種機
深耕ロータリーという 普通のロータリーハローより、刃が分厚く、長く、深く土を砕く作業機の後部に 播種機が取り付けられた作業機です。ニンジンは根物野菜なだけに、最初に根が下方に伸びやすく深く土中を柔らかくしながら、種を播いて行く流れです。
播種部は
シードテープという600mもある細く白く通気性のある管状のものを土中に埋め込んでいく流れです。
管状のテープの中にはあらかじめ等間隔に種が埋め込まれています。
ですから、この等間隔が 結局 株間となるわけです。画像で指先に白い種が管状のテープのなかで ぼこっと出っ張って見えますよね。
埋め込んでいくというよりは、シードテープのロールを引っ張りながら土をかぶせていく感じです。
播種後の土中を掘ってみると

シードテープが埋め込まれている状態がわかるとおもいます。

この作業機は一遍に8列のテープを埋め込んでいきます。(8条用の播種機)
キャロットハーベスター
ニンジンの収穫機です。この作業機は自走式で、2条ずつ収穫していきます。地中のニンジンより下部に、プレートを差し込ませ、下からニンジンを浮かせていきます。
それと同時に地表のニンジンの葉を搬送ベルトで掴みとりながら、下と上のダブルでニンジンを抜き上げていく仕掛けです。
搬送ベルトで後方上部に送り込まれ、カッターで葉を切断され、ニンジンは運転席の裏にあるコンベアーに送り込まれ、そこで、手選別で、規格外をはねていきます。
いいニンジンだけが、後方側面に吊り下げてあるフレコンバックに貯えられていきます。

運転席裏のコンベアー、ここで、葉を切られた実(ニンジン)を選別し、形の悪いもの、腐れや、割れてるモノなどを取り除きます。